ご質問コーナー:SADは危険なカルト?

啓示録(黙示録)

「いつも読まさせて頂き、とても勉強になります。

さて、「自分たちが十四万四千人だ。」の中のお話で…セブンスデー・アドベンティスト(SD)など、危険なカルト集団が… と、ありますが、この名称が出てきたのでびっくりしたのと、ショックを受けました。

とてもそのような危険なオカルト集団だとは思いませんが、そうなのでしょうか?関連学校の先生たちもとても良い先生で、お金を要求される事もありません。教会では子供たちは献金として10円位ですし、持っていない場合も請求など一切されません。どのような事でそのオカルト集団に入ってしまうのか教えて頂けますでしょうか?よろしくお願いします。

いつもウェブチャを読んでくださり、また、ご質問のメールをありがとうございます。

反社会的な危険性というより思想における危険性

セブンスデー・アドベンティストは、大方聖書と同じようなことを教え、信じている人たちの集団です。しかし、とっても重要なところが聖書の教えからずれています。信者さんたちは良い方達だと思いますし、先生方も良い方々だと思いますが、トップと教えが問題です。

乗車している人たちは良い人たちで、和やかに話をしていても、もし、行先の違う電車やバスに乗っていたら大変なことになります。

問題は、教えが聖書から逸脱していることです。聖書が言っていることと、正反対のことや、極端なことを教えています。極端な教えから、間違った行動となって現れることになりかねません。

カルト(Cult)という言葉の定義は

ある特定の人物の間違った聖書解釈に熱心に従う人々の集団。聖書の重要な教えを否定したり、曲解している宗教グループ」ということです。社会的に危険であるかどうかは、社会が判断することでしょう。

その定義で、セブンスデー・アドベンティスト(以下、SDAとします)を検討してみます。Wikipediaでも書かれていることですが私が危惧している以下の点です。ご検討ください。

SDAに通われている善良な信者さんたちを、否定するつもりは毛頭ありません。聖書が何を言っていて、何を言っていないかを理解していただきたいです。できればこの間違ったリーダーの率いるカルト集団から抜けて、真にイエス・キリストとつながっていただきたいと思って、あえて書かせていただいています。

1、安息日遵守

7日目セブンスデーの名の通り、土曜日を安息日として遵守しています。その点ユダヤ人的です。ユダヤ人は、私たちが使う日曜日とかという曜日を使いません。日曜が週の初めで第1で、土曜日が第7日です。

「土曜日セブンスデーに安息日として遵守すること」は彼らの信条ですから、自分たちで守っていれば良いのですが、この社会においては、土曜日に学校行事や仕事がある場合に問題が生じます。SDAの教えに従うなら、学校を休み、職場を休むことになります。(SDA関連にいれば問題はないですが)

なぜなら、「土曜日、安息日の遵守のため、仕事・公立学校の授業や試験も欠席するよう指導する」からです。

初代教会では、イエス・キリストの復活の後は、土曜日の安息日ではなく、日曜日である「週の初めの日」に集まりました。初期の頃は毎日集まっていましたね。そのうち、「週の初めの日」ごとに集まることが定着して来たようです。イエス・キリストの十字架と復活をもとに、イエス・キリストのご再臨を待望して、パン裂きの集まりをしてきたのです。

週の初めの日に、私たちはパンを裂くために集まった。使徒20:7

2、聖書に反するニセ予言と欺瞞

 「1843-1844年にキリストが再臨する」とウィリアム・ミラーが予告したことを源流として作られたのがSDAです。この予言は、見事に外れ、多くの信者たちが大変失望しました。

しかし、言葉巧みにごまかし、「日時は正しく、場所が違った」「キリストは天の聖所に再臨した」などと再解釈して、「預言は実現したのだ」と、未だに信者たちを騙し続けています。聖書による預言者たちは皆、命懸けで預言して来たのです。あまりにも自覚のない、いい加減な予言!

ただし、わたしが告げよと命じていないことを、不遜にもわたしの名によって告げたり、あるいは、ほかの神々の名によって告げたりする預言者があるなら、その預言者は死ななければならない。 あなたが心の中で、「私たちは、【主】が言われたのでないことばを、どうして見分けることができようか」と言うような場合は、 預言者が【主】の名によって語っても、そのことが起こらず、実現しないなら、それは【主】が語られたことばではない。その預言者が不遜にもそれを語ったのである。彼を恐れてはならない 申命記18:20~22

つまり、1回でも外れたなら偽預言者であって、死を持って償わなければならないのです。まして、その予言をしたのがSDAのリーダーであり、創設者である場合はどうでしょうか? ウィリアム・ミラーは偽預言者と言うことになります。少なくても信者さんに謝罪すべきです

3、異端「ものみの塔(エホバの証人)」のルーツ

それがSDAです。ですから、安息日遵守以外は似たような教えです。ものみの塔も異端ですが、SDAも異端です。その点を曖昧にぼかしている人たちもいますが、はっきりと異端です。同じ穴のムジナです。

4、「社会的に今のところ危険ではない」?

そう言いきれますか?  2010423 アフリカ南西部アンゴラのフアンボで警察と宗教団体のメンバーらが衝突し、警官9人と信者13人が死亡しました。指導者ジュリノ・カルペテカ(Julino Kalupeteca)容疑者の身柄を拘束するため、警察が地域の村を強制捜査した際に信者との間で衝突が起きたものです。

その宗教集団というのが「2015年の世界の終わりを予言し、信者に隠遁生活を奨励している」セブンスデー・ライト・オブ・ザ・ワールド・チャーチです。彼らは、SDAから分派して組織された信者3700人の宗教団体ですが、アンゴラでは非合法とされている集団です。 AFP BB NEWS国際ニュースより抜粋)

2015年には何も起こりませんでした。懲りないですね!

いつの間にか頭に刷り込まれている間違った教えが、洗脳のように何かのきっかけでスイッチが入った時に、どうなるかが危惧されます。

5、所属メソジスト教会から異端視された

異端とされ教籍を剥奪されたエレン・G・ホワイトの複数の著書を、SDAは聖書と同格、同等のものとしています。神の言葉は聖書のみです。

6、「新たな真理の書」の中の異端発言

エヘン・G・ホワイトが、SDAの初代のリーダー、ウィリアム・ミラーの間違いを訂正した著書をかきました。その著書は、新たな真理としてSDAの中で聖書のように読まれています。その本の複数の箇所において「キリストと大天使ミカエルを同一としています。」これは、ものみの塔と同じです。

ミカエルは、キリストによって造られた天使の一人に過ぎません。キリストをミカエルだとすることは、キリストの神性を否定する異端です。

7、日曜礼拝者は「獣の刻印」を受けた者だ

エヘン・G・ホワイトは、「黙示録の十四万四千人は安息日(土曜礼拝)を守る者であり、日曜礼拝者は「獣の刻印」を受けている」と聖書に書かれていない根拠のない事を主張しています。

自分たちこそが、十四万四千であり、日曜日に教会に行くクリスチャンたちは「獣の刻印」を受けている人たち、すなわち、愚かな裁かれる人たちだと、結構過激な事を著書に書いています。根も葉もありません!

「獣の刻印は」まだ、始まってもいません。

8、SDAは、霊魂消滅説の教え

「ゲヘナ(地獄)いうのは墓にすぎない」とする絶滅説、霊魂消滅説(アニヒレーション、Annihilationism)を教義としています。エホバの証人と全く同じ教えです。

聖書は明白に、人は死ぬとハデスという霊魂が一時的に閉じ込められる獄に行きます。そして、イエス・キリストが救い主だと信頼しない限り、千年王国の後のイエス・キリストによる大審判で、刑罰受けます。その刑罰として、永遠のゲヘナ(ゲエンナ γέεννα)に投げ込まれることになると伝えています。

その聖書を全く無視した、正反対のことを主張しているのです。その裁きからの罪人である私たちが救くわれるために、イエス・キリストが十字架に身代わりとなっておかかりになってくださったのです。

この他にもSDAの問題点はいろいろありますが、とりあえず、私がカルトだと言った理由がお分かりいただけたでしょうか?

今は献金もしなくても

子供たちには、「10円でも、しなくてもいいよ」の世界でしょうが、大人の信者さんたちは、収入の10分の一の献金が義務付けられていますので、大変なことだと思います。結構全ての生活が、律法で縛られているのです。

私たちの生活を縛ってくるのは宗教です。宗教は人を支配するものです。イエス・キリストはその律法や罪の支配からの解放を与えています。

ウェブチャを訪れてくださりありがとうございます。

もし、現在、SDAに通われていらっしゃるのでしたら、以上の点を注意深く吟味してください。どうもおかしいと思われましたら、そこを離れる勇気も必要です。まともな教会や、日曜学校などが、お近くにあるといいですが、どうでしょうか? ネットなどで検索して見つけられますように祈ります。

今日も良い1日をお過ごしください。

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