神の安息(1) 第7日目の祝福、そして安息

起源・創世記
こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。 神は第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。創世記2:1〜2a
6日間に分けて万物が創造され完成しました。
「こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。」

天の万象とは?

時間、宇宙空間、天使軍、エネルギー(光)、天体(太陽系、銀河系、銀河団)
創造の第一日目で時をスタートさせました。それまでは永遠でした。宇宙空間もありませんでした。神は地球と天体のために宇宙空間を張られたのです。神は霊界も必要とされませんでしたが、第三の天である霊界を天使たちのために造られ、神に仕える天使たちを造られました。

地の万象とは?

地球と地球の環境(気圏、水圏、岩圏、内部構造)、水蒸気の上の水、全生物(ウイルス〜動植物)、人間(アダムとエバ) 創造のわざの中で、神が一番時間をかけられたのが、アダムとエバを造られたことでした。他のものはほとんど一瞬だったでしょう。

完成 カーラー כּלה の宣言!

未完成のものは、何一つありません
進化の途上のものも、何一つありません
創造の6日間で全てが「完成」したのです。動物は、子供を産み子孫が残せる成体として造られました。昆虫も完全に完成し、成長した完璧な個体としてそれぞれ造られました。

宇宙空間もその中にある天体も全て、完全に調和の取れたものとして創造されたのです。
「神は第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。」

全ての万象から漏れているものは何一つないのです。全く何もない無から有への創造と、生み出されたものを造使って作り、あるものはより複雑な系へと組み立てられました。神の英知とデザインは、被造物によってはっきりと認められます。デザインのあるところにはデザイナーが存在します。複雑な仕組みがあるところには英知のあるクリエイターが存在すると考えるのは、当たり前のことです。創造のわざは全て三位一体の神によって成されたのです。

創造の前から存在されていた創造主

初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。 この方は、初めに神とともにおられた。 ヨハネ1:1〜2
創造の前、時間が始まる前のことを「初めに」と言っています。「ことばロゴスλόγος」はイエス・キリストのことであることは、文脈よりわかります。創造の初めの前、時間の初めの前には、

◉ 何もなかったのではなく、三位一体の神が存在されました。
父なる神と子なる神と聖霊なる神との親密な交わりがありました。永遠から永遠に存在される方です。

◉ 宇宙は膨張と収縮を無数に繰り返しているのではなく、神により創造され、存在し、成り立ち、万物を保つ神の力あるみ言葉で今も維持されています。
すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。ヨハネ1:3
神の御子であるイエス・キリストは創造主です。創造の6日間に深く関わってこられた創造主です。
御子は、見えない神のかたちであり、造られたすべてのものより先に生まれた方です。
コロサイ1:15

「より先に生まれた 」という訳は適切ではない

そのように訳されたギリシャ語のプロートトコスπρωτότοκος は、「首長、長子」という意味ですが、この語は、「先に生まれた」かどうかは問題にしていません。例えば、旧約聖書の人物で、イサクの次男のヤコブが、長男のエサウに代わり首長となました。ヤコブの次男のエフライムが長男のマナセに代わり首長となり祝福をうけました。

イエス・キリストは「生まれた」のではありません。初めから父なる神とともに存在されています。御子は、見えない神のかたちであり、「万物のかしら、万物の主であり源」です。

御子イエス・キリストによって万物は造られた

御子イエス・キリストによって万物は造られ、御子にあって成り立っているのです。ですから、万物はイエス・キリストの作品として、素晴らしいデザインと仕組みと絶妙な調和のもとに存在しているのです。
なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。 御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。 コロサイ1:16〜17

宇宙と天体を観測してわかること

現在の宇宙と天体を観測してわかることは、
  1. 今の太陽系、星座、銀河や銀河星団といった天体とまた、それらの間の空間に関しても素晴らしいデザインと美しさと見事な秩序があることがわかります。
  2. 無秩序状態が極めて低く、エントロピーが非常に低いことがわかります。
  3. エントロピー、または無秩序状態は、時間とともに増大するものですから、初期の宇宙のエントロピーはさらに低くて、当然今よりさらに秩序立っていたということになります。
つまり、ビッグバンのような単なる爆発では、現在の宇宙空間も天体も生まれないことがわかります。無秩序の爆発からは秩序は生まれません。
御子イエス・キリストが万物を保持する力により、万物は保たれています。
神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。 御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。 ヘブル人への手紙1:2b〜3a
◉ 宇宙万物は永遠ではなく、初めがあったのであり、終わりもあります。やがて、イエス・キリストが保持されることをやめられるなら一瞬のうちに崩壊していきます。
天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。
マタイ24・35、マルコ13・31、ルカ21・33.
イエス・キリストの力ある言葉で万物は保たれています。やがて、天地は滅びると言われています。
まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。マタイ5:18
すべてが成就した時に、この天地は滅びます。滅びる必要があるからです。
主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。 しかし、主の日は、盗人のようにやって来ます。その日には、天は大きな響きをたてて消えうせ、天の万象は焼けてくずれ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます IIペテロ3:9~10
この天地万物は、神の言葉により存在するようになりました。神がエネルギーを与えたのです。神の言葉によりエネルギーが存在するようになり、エネルギーから天体は造られました。

そして、千年王国のあと、全てが成就し、万物は大音響を立てて一旦消え失せます。神が万物をエネルギーに変えられ、万物は消え失せるように見えなくなります。そのエネルギーに変換される時大音響が立てられると、1世紀のペテロが聖霊により書きました。E=mcの2乗をアインシュタインが発見する前のことです。物質とエネルギーは変換可能なのです。そして、エネルギーは、新しい天と地として変換され、再創造されるのです。

今日もウェブチャへようこそ!
私たちは見事に完成された神の創造のわざの覚えて、造り主を讃え、感謝します。私たち人間がしたことは何一つありません。神がなされた創造のわざの完璧な完成を、私たちは讃えるのみです。あまりにも見事な宇宙空間と天体を観測し、絶妙な調和とデザインと仕組みを見る時に、それらは偶然では説明ができないのです。神抜きに色々な説明を試みていますが、「造り主が英知を持って造られた」という聖書の説明に戻るしかないのです。

私たち人間も、偶然の産物ではなく、造り主によって造られた神の作品なのです。一人一人が意味と目的を持って存在しているのです。造り主との関係を持つことで、沢山の助けをいただけます。神に愛され、心の平安をいただくのです。あなたも特別な存在ですから。

今日も良い1日をお過ごしください!
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