第六の天使の角笛:人類の三分の一が殺される!

啓示録(黙示録)
そして、第六の天使が角笛を吹いた。すると、私は神の御前にある金の祭壇の四つの角(つの)から出る一つの声を聞いた。 その声が、角笛を持っている第六の天使に言った。「大ユーフラテス川のほとりにつながれている四人の天使を解き放て!」 すると、定められた年月日時刻のために人類の三分の一を殺すために待機していた四人の天使が解き放たれた。ヒッポスの軍団の数は二億。私はその数を聞いた。 啓示録9:13〜16

「四人の天使とは?」

神の側の天使?サタン側の堕天使?
  1. 自由に動けないように、ユーフラテス川のほとりつながれて拘束されていたこと。
  2. 2人類に仕える役目ではなく、人類を殺そうと待ち構えていたこと。
以上の2点を検討するなら、四人の天使とは、サタン側の堕天使を指していると言えるでしょう。神は彼らが動けないようにこの時まで拘束されていたのです。

「二億のヒッポスの軍団」

ヨハネがこの幻を見た1世紀においては、地球全体でも二億の人間がいたかどうかぐらいでしょう。四人の堕天使が操る軍隊は、当然悪霊どもということになります。なぜなら、この軍隊は、
  1. 所属する国籍不明
  2. 二億の軍隊と戦おうとする国、立ち向かう国も軍隊もなく、一方的に人々が殺されていきます。
アクリデス*と同じように悪霊どもは見える形で出現してくるようです。彼らはもはや姿を隠しておく必要がないのです。また、おびただしい軍隊の数にヨハネも驚かされたでしょう。二億という数をヨハネは数えたのではなく、聞かされました。しかし、もっとおどろかされたのは、人類の三分の一が一方的に殺されていったことです。どんな軍隊も対抗することができませんでした。いや、対抗しようがないのです。相手が悪霊ですから。

「ヒッポス」とは?

ギリシャ語のヒッポス ἵππος は「馬」と「騎手」とも訳されます。しかし、ここでは全く別のものを指しています。アクリス*がイナゴでなかったように、ここでもヒッポスは外観も中身も馬ではないのです。騎士も人間ではありません。したがって、そのまま音訳したほうが間違ったイメージを与えなくてよいでしょう。

ヨハネが伝えたかった「ヒッポス軍団の姿」は?

私が幻の中で見たそれらのヒッポスと乗る者たちの様子はこうであった。ヒッポスは、火のような赤、青紫と硫黄ような色の鎧(よろい)を着けており、ヒッポスの頭は、ライオンの頭のようで、それらの口からは火と煙と硫黄が出ていた。
これらの三つ、すなわち、それらの口から吐き出される火と煙と硫黄によって、人類の三分の一が殺された。 それらの力はその口の中にあり、その尾にあった。それらの尾は蛇のようであり、それに頭があって、それらを使って害を加える
啓示録 9:17〜19

殺傷能力のある「火と煙りと硫黄」とは?

かつて神が、ソドムとゴモラの町を裁かれ滅ぼされた時も、天から硫黄と火が降ってきました。その結果、町は煙に包まれ炉から煙が立ち上るようでした。
そのとき、【主】はソドムとゴモラの上に、硫黄の火を天の【主】のところから降らせ、 これらの町々と低地全体と、その町々の住民と、その地の植物をみな滅ぼされた。彼がソドムとゴモラのほう、それに低地の全地方を見おろすと、見よ、まるでかまどの煙のようにその地の煙が立ち上っていた。 創世記19:24〜25、28
人間も黒色火薬を発明し、戦争で使って多くの人を殺してきました。また、さらに恐ろしい原水爆を作り出し、もっと多くの人々を簡単に殺すことができるようになり広島と長崎で使用したのです。多くの一般人が無残にも殺されてしまったのです。悪霊が出るまでもなく、人間が自ら人類を滅ぼすことさえ可能になっているのです。1世紀のヨハネが予想もしないような時代、いや、ヨハネが見せられた時代が現在であり間もなく起ころうとしている近未来です。

ソドムとゴモラが滅ぼされる時に使われたのは、「硫黄と火」というその時代にあるものを使われました。特に神が新たなものを作り出して、裁きに使うことはされませんでした。これからはどうなるでしょうか?

「煙」の殺傷能力?

「火薬の煙」は殺傷能力はありません。しかし、原水爆となると煙の中に含まれている放射性プロトニウムなどの核種が、蒸気化し、超微粒子となって吸い込む者たちを死に追い込むことになります。ヒッポスがこれらを使わない理由はありません。人間に作らせ使わせ、自分は手を汚さないというサタンの手口です。人を死に追いやるのがサタンです。

「定められた年月日とその時」

その日その時は、神が定めています。救いのチャンスはいつまでも続きません。神様以外の全てのものに終わりがあるからです。この宇宙も永遠ではなく、終わりがきます。「人々の救いのためこの時が来るのを遅くし、神は堕天使たちも拘束して来たのです。定められた年月日とその時が来るまでは、悪霊どもさえ神の支配の中にあって、動けないのです。またサタンであっても、神に支配された範囲でしか動けないのです。

なぜ「大ユーフラテス川のほとり」に?

四人の堕天使どもがつながれていた所は、大ユーフラテス川のほとりでした。そこは地上で初めての悪の権力者ニムロデの出身地であり、ニムロデによってバベルの塔が建てられようとした所です。この地域こそが偽りの宗教太陽神の発祥地であり、すなわちサタン崇拝の発信地です。

四人の堕天使たちは、拘束されていながらも「人類を殺し、残る人類を恐怖で支配する計画」が実行される時を手ぐすね引いて待っていました。しかし、神は救いの福音を言葉で伝えてきましたが、言葉で伝わらないならと、最後に堕天使を解放し、悪霊どもさえ使いながら、痛みと苦しみと恐怖の中でも、人類が神のもとに来ることを願っているのです。神は、三分の一以上には殺させません。

振り返ってみましょう。

イエス・キリストに属するものたちが地上から消えて、人口は61億ぐらいになっているかもしれません。そして、7年の艱難期が始まり偽の平和、内戦、戦争、食糧危機、飢餓、死病である伝染病、パンデミック、大森林火災の三分の一の焼失、海洋生物の三分の一の死滅、空気の汚染、川と水源の汚染、太陽光が三分の一が失われ、温度低下、酸素欠乏と続き生きることが大変困難な状況です。

その上、アクリス*による五ヶ月間の激痛、死にたくても死ねない痛みと苦しみ、そして、ヒップスという悪霊の二億の軍団により人類の三分の一が目の前で次々に殺されてしまうのです。目の前で肉親が殺されるのを見るかもしれません。地球環境は最悪です。多くの人がパニック状態で、息をすることすら大変困難となっているのです。7年の艱難期の前半ですでに30億人以上の人たちが殺され亡くなられたのです。
これらの災害によって殺されずに残った人々は、その手のわざを悔い改めないで、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木で造られた、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を拝み続け、その殺人や、魔術や、不品行や、盗みを悔い改めなかった 啓示録 9:20
魔術とは、まじない、占い、易、氣功、風水など、神以外のものに尋ねることです。
不品行とは、ポルノ、不倫、売春、買春など欲望に支配されることです。

*ギリシャ語アクリス「悪霊の名称」ἀκρίς、その複数形がアクリデス。第五の天使の角笛でアブッソス(底なしの所)の穴から出てきた悪霊ども

今日もウェブチャへようこそ!
このような苦しみの中でのチャンスを生かし、真の神に立ち返る人たちが出ることを祈ります。できれば、苦しむ前に、神に立ち返って欲しいです。啓示録の内容はあまりにも悲惨で書いているだけでも辛くなります。こんなに辛い内容を最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。でも、近未来に起こることですから、なんとしても伝えておきたいと書かせていただきました。

こんなに苦しい思いをしても、相変わらず悪霊どもを拝んだり、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を神とし、お守りやお札にしがみついているのは悲しいことです。こんな苦しみの中で殺人、魔術、不品行、盗みをやめようとしないのでしょうか?自分たちを苦しめ殺そうとしている悪霊から、一日も早く解放され神様のもとへ来られますようにお祈りします!

今日が神のもとへ立ち返る日となりますように!祝福を祈ります。
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