神の安息(2) 第7日目の祝福、そして安息

起源・創世記
第七日目に、なさっていたすべてのわざ休まれた終了された
神は第七日目を祝福し、この日を聖であるとされた。それは、その日に、神がなさっていたすべての創造のわざ休まれた終了されたからである。 これは天と地が創造されたときの経緯である。
創世記2:2b~4
神は創造の6日間で、全ての創造のわざを終え、天と地とその全ての万象を作り完成させました。
創造のわざの完成と完了の宣言!が第七日目の中心です。

◉ 「疲れて休まれた」のではない

神様は疲れて休まれたのではありません。主は疲れることがありません。
あなたは知らないのか。聞いていないのか【主】は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。 イザヤ40:28〜29
神は疲れないだけでなく、疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつけてくださる方です。エネルギーを与えてくださる方、この全宇宙とその中にある天体に真新しいエネルギーを満たした方が、三位一体の神です。

したがって、日本語に「休まれた」と訳すのは、神を人間のレベルに引き下げることではないでしょうか!そのヘブル語の「シャーヴァット」(שָׁבַת)は、「休む、終止符を打つ、終わりを告げる」という意味があり、「全ての創造のわざを終了された」とその完了態が使われています。ここで選ぶべき訳語は、神は「疲れた」のではなく、創造の6日間ですべきことの全ては完成し、もはやそれ以上することが何もないため「創造のわざを終了した」が良いと思います。

動詞の「シャーヴァット」(שָׁבַת)の名詞形が「シャバーット」(שַׁבָּת)、「安息」です。そして「安息日」の言葉が生まれました。安息日を含め安息について考えてみましょう。

神様は、万物の創造をわざを完了された。ですから、私たちもすることは何もありません。神様の安息の中で生きるだけで良いのが本来の「神の安息」です。アダムとエバにとってエデンの園で、神の創造のわざを眺め、観察し、神との交わりの中に過ごすのが第七日目でした。神が会場も食事も全てを用意した上で、楽しい話題で時間を過ごしたいと、アダムとエバをお茶に招いてくださったようなものです。

実際そうでした。会場はエデンの園でした。全世界、どこもかしこも素晴らしい世界でした。豊かな緑の世界に、小鳥はさえずり、花は咲きみだれ、海も陸地にも多くの動物たちが、平和に生息してました。弱肉強食の世界は、まだ始まっていませんでした。肉食動物ではなく、全ての動物も草食でした。危害を与えるものは存在しません。どこもかしこも今の自然界よりも美しかったでしょう。そしてエデンの園の美しさはそれらをはるかに超えていました。

六日目にアダムがした仕事は、まさに生物学でした。動物たちの特徴をあれこれ観察しながら、分類し名前をつける楽しい時間を過ごした事でしょう。私がアダムでしたら、恐竜に乗ったり、ライオンとも楽しく戯れたりしたと思います。そんな世界がやがて千年王国で回復されるのですから、動物好きな私にとっては今から楽しみでたまりません。アダムは、動物たちの名称を決めて、頭を使った後は心地よく昼寝もしました。「神の安息」には心地よい睡眠も含まれているのです。
神である【主】は深い眠りをアダムに下されたので、彼は眠った。そして、彼のあばら骨の一つを取り、そのところの肉をふさがれた 創世記2:21

◉ 最初の麻酔による摘出と再建と再生の外科手術と医療の初め

外科手術における麻酔のヒントがここにあります。深い眠りが痛みを感じさせない方法です。神はアダムに深い眠りを与えました。完璧な睡眠でしたから、目覚めた後の気持ち良かったこと!全身麻酔のような吐き気や気分が悪くなることも、後遺症も、ありませんでした。
完璧な外科手術で、血管を傷めることもなく神経を損なうことなく、しかも摘出した後、脇が凹んでしまわないように再建もなされ、肋骨と必要な組織の再生医療も行われました。アダムは術後の痛みを感じることも筋肉の引きつれもなく、眠る前の全く同じように活動をすることができました。体力の消耗もありませんでした。今日の医療が目指すところでしょう。

◉ アダムへのサプライズ!

アダムが眠りから覚めるとなんと、どんな動物にもない特徴を備え、なんとも言い表せない心を魅了する美しい存在が目の前にいたのです。吸い込まれるような瞳が、けげんそうにアダムを覗き込んでいたのです。アダムはどんなにか驚いたことでしょう。心惹かれ、いや、心奪われたアダムは、わけのわからないことを叫びます。
アダムは言った。 「これこそ、ついに、私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。これは男から取られたのだから。」 創世記2:23

◉ 人類最初のプロポーズ

これこそ、ついに、私の骨からの骨、私の肉からの肉
これがアダム渾身のプロポーズでありラブソングでした。アダムが冷静さをいかに失っているかがわかるような、「なんでもっとましなことを言わなかったのか」と、思ってしまいます。しかし、アダムがいくらフレッシュな最高の頭脳の持ち主でも、寝起きで準備する時間もなかったのですから、仕方のないことです。プロポーズの言葉はそなんものでしょう。

◉ アダムが「ついに」と言った理由は?

「ついに」と言ったのには理由があります。アダムは沢山の動物のグループに名前をつかながら、神の創造の傑作に感動していました。そして、動物を見れば見るほど、心に寂しさが湧いてきたのです。なぜなら動物たちは、オスとメスのペアでとってもうれしそうなのです。自分だけがひとりぼっちだと、考えるようになりました。

ですから、「自分にふさわしい助け手」はいないかと探し始めていたのです。足の速さ、力強さ、目の良さ、耳の良さ、毛並みの美しさ、声の美しさ、どれも自分を越えている動物たちも、アダムのペットにはなれてもふさわしい助け手とはなりえませんでした。アダムは、動物たちに名前をつけ終わると少々がっかりした気持ちを抱えつつ、横になったのではないでしょうか。

さて、目覚めたアダムはびっくり、「ついに」見つけた「ふさわしい助け手」抑えきれない気持ちがあふれ出ました。しかし、ただ事実を言っただけです。アダムのたくさんあった骨(複数)からの骨(単数)でした。そして肉からの肉だったのです。アダムは起きた時点で大手術を知らされたか、夢の中でかわかりませんが、アダムが寝ている間に何があったかを知りました。しかし、自分のあばら骨が最高のプレゼントに変えられていたとは知る由もありません。

今日もウェブチャへようこそ!
エバはアダムにとって神様の最高のプレゼント、そして、最高のサプライズでした。神様は、いつも私たちを喜ばせようとしてくださっているのです。アダムはどんなにか飛び上がって喜んだ事でしょうか!地に足がついていない感じでしょう。

神様はあなたにも同じように祝福を持って臨んでくださる方です。あなたの造り主ですから、あなたのことを知り抜いています。神と共に生きる人生を選択してみませんか。神の安息を体験し、最高のプレゼントをいただくことでしょう。

神の安息を体験し、良い一日をお過ごしください!
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