月は偶然ではない、意図的(3)

起源・創世記
前回の続きとなりますので合わせてどうぞ。
月は偶然ではない、意図的(2)
前回の続きとなりますので合わせてどうぞ。 神が月を造られた目的とは? 第三の目的は「天のしるしのため」「預言的しるしのため」 「天のしるしのため」天体の壮大なイベントのために、ちょうど良い大きさと距離と軌道がセットされ、調整されて...

神が月を造られた目的とは?

第五の目的は「季節のため」

月の直径は地球の直径の4分の1ほどで、太陽系の惑星の中で地球が比率的には一番大きな衛星を持っていることになります。太陽系の他の惑星で水星と金星以外は、惑星がありますが、地球に近い火星には、衛星のフォボスは直径20km、ダイモスは12km程度で、形もいびつで球形ではありません。
月は極めて特殊なのです。こんなに大きくしかも球形の衛星である月の形成について、天文学者たちは頭を悩ませています。一般に恒星と惑星、惑星と衛星の大きさの比率は非常に小さいのが普通なのです。

どうしてこんなに大きい衛星を確保できたのでしょうか?形成過程で、一番有力だったのは、火星よりも多少大きな(地球の質量の0.14倍)天体が、地球の中心から外れた所に衝突し、粉砕された天体と地球の破片が軌道上を周回しているうちに凝縮したというものでした。1984年に唱えられた巨大衝突説です。

しかし、衝突時の粉砕されたはずの天体は、月の形に凝集する力を持ちません。むしろ、土星のリングや小惑星帯のように、帯状のまま周回しつづけるほうが可能性が高いのです。したがって、月の誕生についての完全な仮説はまだないのです。前にも書きましたが、この巨大衝突説も説明にはなりませんし、月から衝突の証拠も出て来ていません。

形や大きさだけでなく、月の特殊性については、偶然の衝突では説明できないのです。

月の第五番の目的は「季節のため」です。
月は、日や月のため役立つことはわかっても、季節のためには関係がなさそうだと思っていませんか?
月は地球の季節のために重要な役割を担っているのです。

地球に季節ができるのは、皆さんもご存知の通り、地球の公転面に対して地軸の傾きが23.5度とちょうど良い角度であることによってできます。そして、太陽の周りを公転する時、太陽との地球の位置関係で、同じ正午でも太陽の光が当たる角度が、「頭の上からじりじり照らして暑いのが夏で、日差しが家の中まで届いくれて温かくて助かるなあと思うのが冬です。」季節は、太陽の地球を照らす日差しの角度の違いでできるのです。

では、月は「季節のために」どのように役立っているのでしょうか?
非常に穏やかな季節を実現するためには、地球は23.5度の自転軸の傾きを保ち続ける必要があります。回っているコマを想像してみてください。勢いよく回転している時はほとんど軸が垂直でぶれませんが、回転速度が落ちてくると、軸が揺れ出します。地球自転軸のスリコギ運動です。

すりこぎとっても余計にわからないかもしれないですね。味噌やゴマをするときのすりこぎ棒の動きをいうのですが、自転している物体の回転軸が、円をえがくように振れる現象のことを言っています。歳差運動(さいさうんどう)とも言います。

さてお隣りの火星を観測すると、火星は地球に結構似ている惑星です。ですから、火星に移住計画などということが言われ出していますが、果たしてどうでしょう?火星の質量は地球の0.1074倍でほぼ同じ、自転周期も1.026日で地球とほぼ同じ、自転軸は公転面に垂直な方向に対して25度ほどの傾きで、これも地球とほぼ同じですから、同じように四季の変化が見られいいようですが、生命は存在しません。

火星の地軸は実は、安定していません。それどころか大きな幅で揺れてしまっているのです。その結果、「穏やかな四季」というものは火星にはないのです。もちろん、生命の存在を脅かす危機的状態です。火星移住よりもこの地球のためにそのお金をかけた方が賢明だと思うのは、私だけでしょうか?

実は惑星の自転軸の安定のために、衛星の重力が大きく関わっているのです。火星にとっては、火星の衛星フォボスも、ダイモスも数十キログラム程度で小さすぎてそれらの重力の火星に及ぼす自転への影響は皆無です。太陽系の最大の衛星は木星の衛星ガニメデです。その質量は木星の一万三千分の一、二番目のタイタンは土星の四千分の一とどちらも小さすぎて、母天体への影響は皆無と言っていいでしょう。

母天体の周りを公転する子天体の質量は数千分の一以下というのが太陽系では普通なのです。しかし、月の質量は地球の八十一分の一と、他の太陽系の衛星に比べてどうみても異常なほどに大きいのです。そのため月は、地球に対して大きな引力の影響を及ぼし、月と地球のお互いの引力が干渉し合うことになります。

実はこの互いの引力のちょうど良い干渉し合いが、地球の自転軸の安定を助けるように働いているそうです。月の軌道による重力が、地球の自転軸のズレをわずか1.5度程度に抑え、安定させる働きをしているのです。月が23.5度の地球の自転軸の安定を助け、「穏やかな季節のために」役立っているのです。大きすぎる衛星でも、小さい衛星フォボスも、ダイモスも地軸の安定と「穏やかな季節のために」なんの役にも立ちません。

月がないなら、地球は地軸を0から85度の間で、大きく動き、回転の遅くなって止まる直前のコマのようにフラつかせて、壊滅的な季節の激変で、地球の生命は存在できなくなります。

23.5度に傾いたまま、回転するコマが安定して回り続けるというのは、奇跡です。コマがあればそんな芸当ができるか挑戦してみてください。地球はそれをやってのけているのです。23.5度の自転軸の傾きを保ったまま、安定して自転し、太陽の周りを公転し続けています。人間をはるかに超える英知と力と能力を持った創り主が、地球のパートナーとして月をそのようにセットされたのです。偶然ではありません。

 

第六の目的は「地球を人の住処(すみか)とするため」

第六の目的は「地球を人の住処(すみか)」とするために役立っています。すでに季節を安定させる月は、地球の生命を守っています。「穏やかな季節」があるということは、十分人の住処としてくれています。それだけでなく、月は、地球の海の潮の満ち干きに影響を与えています。月が潮汐に影響を与えているのは、ご存知だと思いいます。潮汐への影響は、月が60%、太陽が40%です。

この潮汐(ちょうせき)作用がなければ、生命は維持できないともいえます。なぜなら、潮汐によって、陸地の栄養素を海に溶かして流し出し、海の生命が生きていけるように供給しているのです。「魚は森で育つ」という不思議な言葉を聞いたことがあると思います。陸地に木を植えて、森を作ることで海の魚をはじめとする海洋生物が生き生きとしてくるのです。月の引力による潮流により大陸から海へと栄養素が運ばれて、豊かな餌となり、海洋生物を養える海洋大循環の仕組みを作られた方がいるのです。

また、潮汐作用を保つこと地球の自転速度をちょうどよく保っています。月がもっと大きく質量が大きくなると、月の引力が強くなり、それに伴い潮汐力も強くなり、地球の自転するスピードは遅くなってしまいます。すると昼間がもっと長くなり、夜ももっと長くなり、夜と昼の温度差が激しくなって、やはり住みずらい地球になってしまうのです。

 
今日もウェブチャへようこそ!
月が特別に特殊な衛星として造られていることをご理解いただけたでしょうか?
地球の「穏やかな季節」を作り出せるように、月の大きさ、質量、距離、公転面など特殊な仕組みをセットされているのです。「地球が人の住処」となるように造り主なる神が宇宙にセットしたと私は思いますが、どうですか?

すばらしい目的を持って造られている事実を認める方が、人生が楽になり楽しくなります。
月を見るだけで終わらないのです。月の作者まで考えると嬉しくなります。月を通して作者を考えるだけでも、私たちのためにここまで配慮してくださる方がいると知るだけで安心感が生まれて来ます。あなたのために月をセットされた方がイエス・キリストを遣わし、あなたの身代わりとしてに十字架で裁き、あなたをご自身の子供にしようとされているのです。

今日も良い1日をお過ごしください!
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