思い煩いの上手な対処法聖書の知恵(4)

聖書からのスピリチュアルライフ

イエスが勧める思いわずらい対処法(2)「烏のことを考えよ!」

イエス・キリストが勧めたように「思いわずらうな!」と悪い思考の堂々巡りをストップすることにしましたか? 何度でも自分に「思いわずらうな!」と言い聞かせてください。

次に勧められていることは、なんと「烏のことを考えよ!」と言うことです。

鳥ではなく、烏です。真っ黒い鳥ですから、漢字も目がどこにあるかわからない鳥で、烏になっています。漢字の鳥と烏も私の目が悪くなって判別できにくくなっていいますので、カタカタも併用させていただきます。

カラスのことを考えよ!

笑ってしまいますよね。

日本では、カラスの存在が悩みのタネだとニュースになったりしていますから、みなさんが考えやすい鳥ともいえるでしょう。

しかし、「思いわずらい」に対処するどころか、カラスがゴミを荒らすので、カラス対策をどうするのかと、返ってカラスが思いわずいの原因になったりしてますよ。

美しい鳥や綺麗にさえずる鳥もたくさんいますが、カラスでないといけないのですか?

烏のことを考えてみなさい。蒔きもせず、刈り入れもせず、納屋も倉もありません。けれども、神が彼らを養っていてくださいます。あなたがたは、鳥よりも、はるかにすぐれたものです。ルカ1224

考えるとは、注意深い考察

なんと、面白い勧めでしょうか!「烏(コラクスκόραξ )のことを考えなさい!」

「考える」とは、カタノエオーκατανοέω 1、理解する、〜についての事実を心にしまう、〜に気づく 2、注意深く観察(考察)する、注意してみる」ですから、ぼんやりとではなく、かなり真剣に、注意深く観察するときに使わています。

しかも、カタノエオーは、ここで不定過去(アオリスト)の命令形として使われていますから、「瞬間的動作の命令」を求めています。

思いわずらう時に瞬時に「カラスのことを今考えなさい!」と言うことになります。

カラスについて考察

旧約聖書では、不浄の鳥、汚れた動物(レビ111315、申命記141214、イザヤ3411)として扱われています。雑食で腐肉を食べることから汚れたものとして分類されています。

日本でも、カラスは「不吉な鳥」と思われるふしがあります。「悪い知らせを運ぶ」「群れて鳴くと誰かが亡くなる」「騒ぐと大地震が!」とか言われていますが、科学的な根拠はないでしょう。

「昼鳴くのは不吉」とも言われていますが、47月の繁殖期になると昼に鳴くことが多いのです。気性が荒くなり、卵や雛を守るために警戒心も強くなり、威嚇のために激しく鳴くのであって、別に不吉なことを告げているわけではありません。

「夜鳴くのは不吉」とも言われますが、カラスは夜に鳴くことはほとんどないのです。カラスも夜は寝ています。たまたま何かに襲われた時や、巣が壊れてしまった時など、カラスにとって何か緊急事態が発生した時に鳴くのであって、やはり不吉とは無縁です。

「群れで襲ってくる」などと噂が流れているかもしれませんが、カラスは、単独またはつがいで行動するのです。

「目が合っただけで威嚇してくる」と恐れられたりしていますが、じつは、カラスは逃げるだけ、威嚇をする場合は背後からになります。

カラスは「巣を作ったら襲ってくる」と言うこともないのです。巣に子供がいるときだけ、子供を守ろうとして威嚇するだけです。

「ゴミをあさっているから汚い」と思われがちですが、結構綺麗好き?食べたあとくちばしをキレイにぬぐっていますよ。

こうしてみると随分カラスについて誤解していたり、間違ったイメージを持っていたことに気づかされますね。

「〜な気がした」「〜に見えた」「〜に違いない」

私たちの「思いわずらい」の悪い思考パターンが堂々巡りし始めると

問題が事実以上にふくれあがります。そこにはネガティブな推測、憶測、自分がそう思っているだけで、事実とずれてしまっていることがどんどん追加されていきます。

「こうなったらどうしよう?」「〜かもしれない」から始まって、

見えないものさえ「〜に見えた」とさらに問題が大きくなります。

さいごは「〜に違いない」とあたかも事実であるかのようになってしまいます。

最悪の想定を切り捨てる!

カタノエオーのもう一つの意味では、「烏についての事実を心にしまいなさい!」です。

「現実の事実だけに目を留める!」ことが必要です。

カラスについても噂や、憶測や、言い伝えなどと事実がずれているように、思いわずらいの原因がいつのまにか「不吉な」カラス、不吉な問題を仕立ててしまうことがあるのです。

事実を心にとめよ!

真の安らぎは真実の中にしかないのです。

現実の事実のみに目を向けることです。カラスの噂に惑わされないでください。

思い込みにだまされないでください!

カラスの3つの事実を心にしまう!

問題をあなたの推測や、不安で、必要以上に膨らませていないですか?

思いわずらっていることの問題の事実のみを書き出してみることは、助けになることでしょう。

カラスの3つの事実とは?

1、蒔かない、刈り取らない、倉もない

2、神が彼らを養っていている

3、私たちはカラスよりも、はるかにすぐれたもの

農家の人は、いかに苦労して作物を育てることでしょうか!そして収穫して納屋や倉に収めます。

人間が苦労しているのに、「蒔かない、刈り取らない、倉もない」カラスが生きている。未来に対して、備えることもしていないカラスが生かされている。

「しぶといカラス」だとか、「したたかなカラス」とか、なんて言われようとも、彼らは生かされていますね。

しかし、大事なことはカラスから学ぶ3つの事実を心にしまうことですね。

悩まず思いわずらってもいない(これも推測?)カラスが生きているのです。

いや、生かされている。

カラスを養っている神がいる。

私は、カラスよりもはるかに優れた者だ!

思いわずらいが始まったら、はい、ストップ!「思いわずらうな!」

「カラスのことを考えよ!」「カラス」をイメージしただけで、思いわずらいのスパイラルから抜け出せますよ。ふと現実に引き戻されますから。

事実は何か?  何が本当に問題なのか?

「蒔かない刈り取らない倉もない」カラス

神が養っているカラス

私はカラスよりもはるかに優れた者!

思いわずらっている時は、あなたはカラスより劣っていると認めていることだというのです。

実は思いわずらいの根の部分には、自分の存在価値が低くなっている、セルフイメージがカラス以下になってしまっているということがあるのです。

セルフイメージがカラスに負けていないですか!?

そうではない!

あなたはカラスよりもはるかに優れた者だ!

神はあなたも養って下さる!生かして下さる!

私はカラスよりも、はるかに優れた者だ!

だから、大丈夫!

今日からは、思いわずらうごとに「思いわずらうな!」と何度も魂に言いきかせましょう。

そして、思いわずらうごとに瞬時に「カラスのことを考えましょう!」

「カラスでさえ、神が養ってくださっているのだ!まして神様は、私を助けてくださらないわけがない!」

カラスよりもはるかに優れた者だとはっきりと受けとめられるまで、そして、思考を瞬時に転換するのです。そして、全能の神に信頼しましょう!

あなたはカラスよりも優れた者です!良い1日をお過ごしください!

 
プッシュ通知を

コメント

タイトルとURLをコピーしました