思い煩いの上手な対処法聖書の知恵(3)

聖書からのスピリチュアルライフ

イエスが勧める思いわずらい対処法(1)

それから弟子たちに言われた。「だから、わたしはあなたがたに言います。いのちのことで何を食べようかと心配したり、からだのことで何を着ようかと心配したりするのはやめなさい。いのちは食べ物よりたいせつであり、からだは着物よりたいせつだからです。ルカ122213

一言で言うなら、「心配するな!」ということです。

しかし、「心配する」人がいなければ、世の中回っていきません。

家庭ですら「心配する」人がいなければ。家族は大変なことになります。

どういうことでしょうか?

イエスが私たちに勧めたのは、「心配するな!」と言うことではないのです。

正確は、「思いわずらうな!」ということです。

心配するメリムナオー(メリムノー)「1、心配する、思いわずらう 2、〜のことを気を配る、〜のことを心配する」 μεριμνάω の現在・命令形がここで使われています。聖書におけるメリムノーの使われ方も、良い意味と悪い意味とに分かれます。(よろしければ、思い煩いの上手な対処法聖書の知恵(1)(2)も合わせてお読みください。)

良い意味の「心配」「心を配る」メリムノーは、「自分がマネージできる範囲を前もって準備し、気を配る」ことです。家族のことを心配し、食事の買い物をしたり、将来のことを心配あれこれ考え、あらかじめ準備することはとっても大切なことです。

悪い意味のメリムノーは、「思いわずらい」

「自分の限界を超えたことを、あたかも自分でできるかのように考え続ける事(目理無能)」です。

「心配している」と思って、良い事必要なことだと思ってやっているのに、いつのまにか悪い「思い煩い」へと変化していることが、結構あるものです。

実は「思いわずらって」いる時には、こころもからだも活性化し一生懸命あれこれ考えいて、あたかも良い方向へ向かうかのように錯覚しているそうです。

交感神経が優位となり、脳も心もフル回転しているので、「私ががんばって問題に対処している!」かのように感じているだけで、実は空回りしだしているだけなのです。

「思いわずらい」自己診断

思いわずらって空回りしているいるのかどうか、チェックしてみましょう。

同じことを考え続けていますが、未解決のまま、同じところをグルグルと回っているだけでないですか?

その結果、寝不足になって、心地よい睡眠から程遠くなっていないですか?

朝起きた時から、ドッと疲労感があるような状態ではないですか?

さらに悪化した「思いわずらい」の症状は?

心臓はドキドキ、みぞおち辺りが気持ち悪い、病気でもないのに痛みをともない出したら結構重い思いわずらいです。「重い患い」となっています。

なんと、日本人の5人に一人が不安を抱えているそうです。

いつもどおりに生活ができなくなる。

そのうち仕事ができない、鬱状態に、そして放っておくなら鬱にまで発展してしまいます。

イエス・キリストが勧める対処法(1)「思いわずらうな!」

とってもシンプルですね!

「思いわずらうな!」つまり、思いわずらう悪の循環を、ストップすることです。

「それができたら苦労はない」と言いたいですよね。

しかし、あれこれ考え思いわずらって、どんなに頭脳をフル回転してもできないものはできないのです。自分の限界を超えているからです。

思いわずらったところで、できないのですから、思いわずらうことをまずやめることです。

それが、解決の近道

「私にはできない。無理だ。」と、限界を認めて、

泥沼に前輪を取られて、そこから抜け出そうとエンジンをふかして、もがくことを止めるのです。

それが、近道です。無駄なエネルギーを浪費しないことです。

イエスが言われたのは、

それから弟子たちに言われた。「だから、わたしはあなたがたに言います。いのちのことで何を食べようかと思いわずらったり、からだのことで何を着ようかと思いわずらったりするのはやめなさい。いのちは食べ物よりたいせつであり、からだは着物よりたいせつだからです。ルカ122213

「思いわずらうな」の現在形命令というのは、何度も繰り返しなさいと言うことです。

イエス・キリストがあなたに勧めるのは、「思いわずらうな!」です。

あなたが今「思いわずらい」の悪循環の渦中にあるなら、

「思いわずらう」その思考をストップしてください!

「思いわずらい」のエンジンを切る

「私は、思いわずらわない!」と何度も自分に言い聞かせてください。

自分の魂に「思いわずらうな!」と命じてください。

現実は変わらなくても、あなた自身が、冷静に「思いわずらい」に対処できる状態になれます。

その問題を解決できる力がなかったとしても、

やれることが1つ残されています。

「神様、私にはこの問題を解決できません。どうぞ助けてください!」

と、心から神に信頼して祈ることができるのです。

あなたに力がなくてもいい。解決の糸口が見つからなくても良い。

神には不可能はないから!

自分でなんとかなると思っているなら祈りませんし、祈る必要も感じないことでしょう。

「思いわずらうな!」「重い患うな!」

全能の神に信頼して祈りましょう!
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